【自力脚を鍛える】ペガサス41本音レビュー!「正直好きじゃない」でも手放せない理由とは?
ナイキを代表する王道ジョグシューズといえば「ペガサス」シリーズ。
最近でこそナイキのシューズを履く機会が増えた私ですが、実はペガサスシリーズを履くのは今回の「ペガサス41」が初めてです。
半年以上使い込み、しっかり履きつぶした上での結論から申し上げます。
「わたしはこのシューズが好きではありません。……ですが、日々のトレーニングに絶対欠かせない一足です。」
一見矛盾しているように思えるこの結論。なぜ「好きではないのに手放せない」のか。ランニングインフルエンサーたちの高評価とは少し違った視点で、一人のランナーとしてのリアルな本音レビューをお届けします。
1. 正直、毎日玄関で葛藤しています
まず言わせてください。このシューズ、走っていて全然楽しくありません。
シューズラックに並ぶ他のジョグシューズを見ては、「今日はペガサスにするか、それとも別の楽なやつにするか……」と毎日玄関で葛藤しています。特に脚に疲労が溜まっている日や気分が乗らない日ほど、つい逃げるように別の柔らかいシューズを選びそうになってしまうのが本音です。
重量も片足約300g近くあり、しっかりと重さを感じます。
2.サイズ感とフィット感:中足部のタイトさに注意

私のマイサイズは26.0cm〜26.5cmですが、ペガサス41は26.5cmを選択しました。
26.0cmを試着した際、中足部(足の甲から土踏まず付近)にやや強い圧迫感があったためサイズアップしています。手持ちのナイキ他モデル(ヴェイパーフライ4、ズームフライ6、ボメロ18など)と比較しても、ペガサス41の中足部はタイトな作りだと感じます。
• 足入れ・アッパー


足入れは非常にスムーズ。アッパーのフィット感が良く、足全体をがっちりとホールドしてくれる安心感があります。
• 注意点
ホールド感が強い反面、中足部のタイトさは走る距離が長くなればなるほど存在感を増してきます。足幅が広めの方や甲高の方は、必ず試着して普段より0.5cm上げることも検討したほうが良いでしょう。
3.接地感と重量:高反発ブームに警鐘を鳴らす「自分の足で走る」感覚

多くのランニングインフルエンサーやYouTubeレビューでは「反発感がしっかりある」「万能で弾む」と高評価されているペガサス41。
ですが、実際に走り込んでいる私の体感は少し違います。正直大きな反発力は感じません。
• 反発力と重量感
シューズが勝手に前へ押し出してくれる感覚は乏しく、「自分の足をしっかり使って押し出さないと進まない」感覚です。さらに、片足約300g近い重量感もあるため、正直「走っていて爽快!楽しい!」とテンションが上がるタイプではありません。
• クッション性と接地感
クッションは厚すぎず薄すぎず、絶妙な塩梅です。着地時に地面の感触をしっかり足裏で捉えることができるため、自分の接地ポイントを確認しながら走るのには最適です。
厚底・高反発の「楽に走れるシューズ」に慣れていると重く素っ気なく感じますが、日々のトレーニングシューズとしては非常に誠実な作りに仕上がっています。
4.主な用途:日常の15kmジョグと流しに特化
私の主な使い道は日常のジョグ(15kmまで)と、ジョグ終わりの流し(ウインドスプリント)です。
• ロング走には不向き
15kmを超えるロング走や長時間のLSDでは、もう少し軽量でクッションの厚いシューズ(ボメロ18など)を選びます。中足部のタイトさと重量感がじわじわと脚に効いてくるためです。
• 早い動きへの反応は良好
重量はありますが、ソール自体は素直に反応してくれるため、ジョグ後の流しやショートインターバルのようなキレを求める動きにはしっかり追従してくれます。
5.耐久性:ガンガン使い倒せるタフな相棒

作りは非常に堅牢です。アッパーの縫製や補強もしっかりしており、何よりアウトソールの削れにくさ(耐摩耗性)が抜群です。
※走行距離約400㎞
同じナイキのジョグシューズである「ボメロ18」と比較しても、ペガサス41の耐久性の高さは圧倒的。毎日のつなぎのジョグで、ロードをガンガン走り込んでもビクともしないタフさを持っています。コスパという面では間違いなくトップクラスです。
まとめ:なぜ「好きじゃない」ペガサス41が絶対に必要なのか?
冒頭でお伝えした通り、私はこのシューズが好きではありません。
履いていて勝手にスピードが出たり、跳ねるような気持ちよさがあったりするわけではないからです。
しかし、近年のランニングシューズ界は「超・柔らかクッション」「高反発カーボン」がトレンド。シューズの性能が極めて高く、誰でも楽にスピードを出して楽しく走れる時代になりました。もちろん、シューズの力を借りてパフォーマンスを上げることは悪くありません。
ですが、「日常のトレーニング」という視点に立ったとき、シューズの力に頼りすぎていては、ランナー自身の「自力脚(地力)」は鍛えられないのではないでしょうか?
道具の力に甘えず、自分の足と筋肉で走る感覚を忘れさせないための「矯正シューズ」であり「鍛錬のパートナー」。だからこそ、ペガサス41は私にとって「好きではないけれど、手放せない無くてはならない存在」なのです。
楽に走れるシューズばかり履いていて「なんだか脚の地力が落ちてきた気がする」「もっと自分の足腰を鍛え直したい」と感じているランナーにこそ、ぜひ履いてほしい一足です。
