その「焦り」は、あなたが本気である証拠
予定していたランニングが、仕事や子供の体調不良でできなくなる。そんな経験ありませんか?
シリアスランナーになればなるほど、走れない日に強い罪悪感や焦りを覚えるようになります。「今日走れなかったら遅れを取ってしまう」「積み上げてきたものが崩れてしまう」——私自身、今でも走れない日はモヤモヤした気持ちになります。
でも、この焦りの正体を少し冷静に考えてみてください。それは、積み上げてきた努力を失いたくないという、真剣さの裏返しです。本気じゃなければ、そもそも焦りなんて感じません。
ただし、その焦りが故障やオーバーワークを引き起こすリスクもある。だからこそ、「走らない勇気」もトレーニングの一部と捉える視点を持つことが大切です。
視点の切り替え:休息は「後退」ではなく「吸収」の時間
走れない日を”ムダな1日”と捉えてしまいがちですが、実はそうではありません。
超回復のメカニズムを思い出そう
筋肉が修復され、毛細血管が発達するのは、走っている最中ではなく休んでいるときです。身体への刺激(=練習)と回復(=休養)がセットになって、はじめてパフォーマンスが向上します。休むことは後退ではなく、身体が前進するための準備期間です。
「休む」ことに意志の力を使う
シリアスランナーにとっては、走ることより走らないほうが実は辛い。その辛さに耐えて休めるなら、それ自体がメンタルの強さの証明です。走ることへの意志力を、今日は「きちんと休む」ことに使いましょう。
走れない時間を「空白」にしない:具体的な代替アクション
走れない時間をただ焦りながら過ごすのはもったいない。以下のことを試してみてください。
• 動的ストレッチ・ケアに充てる:普段おろそかにしがちな部位のメンテナンスに集中できる絶好のタイミングです。
• ログの分析と戦略立案:過去のトレーニングデータを振り返り、次のポイント練習の質を高める「作戦会議」をする。
• 筋トレをしっかりやる:走らないからこそ脚への負担なく補強に集中できます。うまく活用すれば、走る練習以上の効果が期待できることも。
• ブログやノートに書く:完全に私の場合ですが、ランニングについて考えたり記事を書いたりすることで、不思議と少し走った気持ちになれます(笑)。
走れない日を「充電日」として設計してしまえば、焦りよりも充実感が勝ってきます。
感情のコントロール術
「1日休んでも走力は落ちない」を数字で知る
2〜3日の休息では、VO₂Maxが有意に低下することはないという科学的根拠があります。数週間単位のブランクとは全く別の話です。「たった1日休んだだけで弱くなる」という感覚は、データではなく感情から来ているものです。
SNSは意図的に見ない
走れない日に限って、SNSで他のランナーの走行距離やタイムが目に入りやすい。あれは精神衛生上よくないです(笑)。走れない日はあえてSNSから距離を置くのも、立派なメンタルマネジメントの一つです。
次に走り出す時の「爆発力」を貯める
休養明けの1キロ目が楽しみでたまらない状態になっていたら、その休養日は大成功です。
ポイントは”飢えた状態”を意図的に作ること。
私が実際にやっていることを紹介します。
• マラソン大会や箱根駅伝を見て心を燃やす:選手の走りを見ると自然と走りたくなります。
• 新しいシューズやウェアを買う:新しいギアは走り出す理由になります。
• 気に入った曲をダウンロードする:「この曲を走りながら聴きたい」という動機だけで十分です。
走りたい欲は待つものではなく、意図的に作るものだと思っています。
まとめ
• シリアスランナーにとって、走らないこともトレーニング
• 走れない日にネガティブになる必要はない
• 走れない時間だからこそできることをする
• 次に走るための「走りたい欲」をしっかり高めておく
「走らない勇気」が成長の一つになります。今回の記事は、自分自身に言い聞かせながら書きました。
身体としっかり対話しながら、本当に必要な練習と休息を積み重ねていきたいと思います。



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